「ラーメンと蔵のまち」

福島県喜多方市

大和川酒蔵 北方風土館

「みちのく いいもん うまいもん」では東日本大震災の被害を大きく受けた福島県、宮城県、岩手県の3つの県で活動する事業者の皆さんの販路の回復、開拓を支援しています。
今回は福島県会津市喜多方の魅力やグルメ情報を紹介します。

喜多方は「蔵とラーメンの文化」

喜多方の歴史と文化は「蔵とラーメン」の歴史と文化でもあります。
 喜多方には、酒蔵、味噌蔵、醤油蔵、漆器蔵など地場産業と結びついたものから、物置(収納)蔵、店蔵、商品蔵、座敷蔵、隠居蔵、そして外便所を蔵造りにした厠蔵や、隣との境界線と貯蔵を兼ねた塀蔵といった珍しいものまであります。

また、もととも喜多方の観光は、平安時代造営の吹き抜け神殿で有名な新宮熊野神社や、会津大仏で有名な鎌倉時代造営の願成寺でした。昭和40年代後半から「蔵」が「蔵のまち喜多方」として昭和50年夏にはNHKの「新日本紀行」で蔵と人々をテーマにした「蔵ずまいの町 福島県・喜多方市」が放送されるなど、改めてその蔵の魅力が脚光をあびるようになります。

さまざまな種類の蔵が町のいたるところにあり、独特の風情をもった喜多方の街並みですが、蔵は、いまでも酒蔵、味噌蔵として使われていることからもわかるように、良質の水と米に恵まれた土地ならではの醸造業を営む場として、地場産業と結びつき、いまも街並みの中に息づいているといえます。

また、喜多方の蔵が、画一的なものでなく、つくりも白壁、黒漆喰、粗壁、レンガなどの種類や扉の技巧にいたるまでユニークでバラエティーに富んでいるのは、蔵の所有者一人一人の気概やロマンの表現の歴史ともいえるのでしょう。

おすすめは、蔵のことがよくわかる「喜多方 蔵の里」、「蔵屋敷 あづまさ」、「東町蔵屋敷」など、「大和川酒蔵 北方風土館」、「若喜商店 縞柿の蔵座敷」、「旧甲斐家蔵住宅」があげられます。風情のあるたたずまいを楽しみながら散策できます。散策の途中に最近できたラーメン神社なども蔵とともにインスタ映えする面白いスポットではないでしょうか。

一方、喜多方といえばラーメンといえるほど、現在は当たり前のようになった喜多方ラーメンですが、喜多方ラーメンのルーツといわれているのがJR喜多方駅近くにある源来軒(げんらいけん)さんとされています。

この創業者が、つゆとラーメンがほどよい絡みになってうまいラーメンを食べるために工夫した特徴のある縮れた麺を作り始め、麺をズズーっとすするとスープも一緒に口に入ってくる喜多方ラーメンのおいしさが生まれたとされています(喜多方ラーメンの歴史やブレイクした経緯についての数少ない文献である元町役場職員だった富山昭次さんの著書『木偶の坊仕事人 蔵のまち喜多方老麺物語(2006年刊)』による。)

喜多方 ラーメン神社

喜多方のグルメ事情

ラーメン以外に喜多方=会津盆地の中で長い歴史をかけて培われてきた喜多方ならではの郷土料理。これらの味は今も変わることなく喜多方の中で息づいています。喜多方にお越しになった際には、郷土料理に舌鼓をうってみるのはいかがでしょうか。

棒のように固く干した鱈を3日以上水に浸して戻し、醤油、砂糖、みりん、酒でじっくりと煮込んだ棒鱈料理は、骨までやわらかく独特の風味の美味しさです。
 また、「こづゆ」という、カラフルな丸い麩が入っている見た目にも楽しい、料理もあります。貝柱や、里芋、しらたき、干しキクラゲなどをが入り、薄味の和風だしが特徴です。
 いくつか、「みちのく いいもん うまいもん」に出展・出品されているものからご紹介します。

ビーガン向け喜多方しょうゆインスタントラーメン 五十嵐製麺

上記のような喜多方の食文化を背景に、うまれた肉・魚・卵・牛乳不使用の喜多方醤油ラーメンがあります。昭和24年創業、製麺一筋の五十嵐製麺さんが『国内外多くの方に喜多方ラーメンを食してもらいたい』と、それぞれの用途に合わせた商品作りを目指しており、うまれました。「NoMeat, Fish, Egg, Milk」で、日本三大ラーメンの一つ喜多方醤油ラーメンの味をベースに48時間低温熟成乾燥させた食べごたえのある平打ちちぢれ太麺であり、旨味の際立つさっぱりした醤油味のスープです。

企業名:株式会社 五十嵐製麺
住所:福島県喜多方市字町尻東7468
TEL:0241-22-0457
商品URL;http://www.igarasi-seimen.co.jp/

琥珀色のトリプルスープを楽しめる喜多方市老麺会の初代会長の店まるや

また、ラーメンをぜひ、喜多方の現地で食べたい方には、モチっとした平打ちした麺とふんわりと醤油の香るまろやかなスープとを組み合わせた、喜多方ラーメン王道の味ともいえるスープは豚、鶏、魚介、野菜の合わせダシに、和食のカエシの技術を応用した琥珀色のトリプルスープを楽しめる喜多方市老麺会の初代会長の店まるやさんがあります。

麺は喜多方独特の多加水麺がモチモチの食感で、一子相伝の正油ダレをブレンドしており、その専用の正油ダレで煮込んだ豚バラ肉が、程よくこってり感を演出しています。噛むほど深い旨味が伝わる。今は懐かしい昭和の頃の中華そばの味です。「日本三大ラーメン」日本一ラーメン密度の高いまち喜多方からの出店です。また食べたいと思える様な老麺(ラーメン)づくりを心掛けています。

企業名:喜多方 老麺 まるや
住所:福島県喜多方市字寺南2628
TEL:0241-22-0613
関連記事:「みちのく物語」喜多方 老麺 まるや >>

純米辛口 弥右衛門 大和川酒造店

2018年燗酒コンテスト最高金賞受賞した日本酒です。
寛政二年1790年創業。喜多方の地で杜氏が米作りから手がける酒蔵。地の米・地の水・地の技で醸す究極の酒。私たちはこれを郷酒と呼んでいます。2018年燗酒コンテスト最高金賞受賞した、冷でも燗でもおいしい辛口純米酒です。福島県酒造好適米「夢の香」を使用し、飯豊山系の伏流水で口当たりは優しく、米の甘味も感じられ、キレの良い辛口に仕上げました。食中に最適なお酒です。

企業名:合資会社 大和川酒造店
住所:福島県喜多方市字押切南2-115
TEL:0241-21-1500
商品URL;http://www.yauemon.co.jp/

東北は新鮮で、地元のおいしい食材に恵まれていますが、今回はラーメン文化で有名な福島県の喜多方市のラーメンを中心にご紹介させていただきました。

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