八幡平の豊富な地熱蒸気を利用した、
唯一の染色技術

地熱染色研究所

八幡平の「ドラゴンアイ」

皆さん、「ドラゴンアイ」やスキーやスノーボードの国際大会などで有名な岩手県の八幡平って知っていますか? ドラゴンアイのほかにもスキー場で有名な安比高原や、地熱発電所がある松川温泉など数多くの温泉などで有名な場所です。今回は、温泉や、温泉を掘削した際の蒸気が豊富なことから日本で初めて地熱発電所ができた松川温泉で、染め物に地熱蒸気を使う独特な絞り染めをやっている「地熱蒸気染」についてご紹介します。

地熱を使った染色「地熱蒸気染め」とは

松川温泉は、例年10月ごろから「そろそろストーブを出さないとな」と感じられるような標高の高い地域です。10月下旬に差し掛かるころには紅葉がピークをむかえ、沼や川にその色が映える自然豊かな場所で豊富に噴出する地熱蒸気を使った染め物をしているのが、今回ご紹介する「地熱染色研究所」さんです。

もともと、豊富な地熱蒸気を何か有効に利用できないか、大自然の美しさを表現したいとの思いから、八幡平の自然の美しさを染色で表現する試みをされてきました。

八幡平は雪深いところですので、少ない時でも軒下くらいまでは雪が積もってしまいます。そんななかで地熱を利用しようとしても、地熱を蒸気で運んでいる間に蒸気が冷やされ、同じ量の蒸気でも成分が濃くなってしまうなど、天候、特に温度や湿度にかなり影響される難しい環境での取り組みが続きました。また硫化水素など温泉の成分による染料の退色も、ほんのりやさしい色合いに仕上げることに活用することで独自の染色工房としての地位を確立してきました。

もともと、八幡平の自然を表現したいとおっしゃっている染色家の高橋さん。最近では大きな生地を染色しドレスに仕上げるなど、八幡平の地域の「アースカラー」をファッションの場でも表現され、絹など大きな素材にもチャレンジされているほか、「地熱蒸気染め」の端切れを利用してアートパネルやアートフラワーの鉢植えで八幡平の高山植物を製作されるなど、さまざまな新たな試みも行っています。

また作家としての活動の傍ら、地熱蒸気染をマフラーや日常の普段着に応用するなど、地熱蒸気染めを日常生活に溶け込ませる活動も行っておられます。地熱蒸気染めの特徴はなんといってもそのやさしく、美しい色合いでしょう。複数の色が織りなす微妙なコントラストは、1点ものの独自性を強く打ち出しながらも見る人をひきつけてやみません。もともと絞り染なので、その糸の絞り具合の強さや絞りのときの布の折り方等に模様は強く左右されます。また生地を染料につけるタイミング、時間、順番などがそれぞれ染の仕上げに影響してきます。

自然の色合いをそのまま生地に表現

地熱蒸気染色研究所がある、「松楓荘入口」は国立公園の入り口であり、近くの沼の四季折々の変化、とりわけ花の色彩とグラデーションをモチーフとして、そのままのイメージを生地に落とし込む表現方法が地熱蒸気染色の特徴です。その表現は生地だけにとどまらず、アートフラワー、アートパネルなどの様式を変え、さまざまな展開がなされています。

八幡平は、豊富な積雪量でスキーやスノーボードの国際大会が開かれる安比高原や、雪解け解氷でいわゆる「ドラゴンアイ」と呼ばれる絶景で有名な鏡沼、岩手山などがあり、その自然の豊富さ、奥深さのおかげで表現するものに困らないほど、さまざまな自然の顔を持っています。

松川温泉地域に噴出する地熱蒸気〜大地の恵み〜を利用した唯一の染色技術です。独自の絞りでグラデーションの難しい別珍、コーデュロイなどに他にない色彩での染色作品の創作に挑戦しておられます。折り方でだいぶ違う染め物になる驚きと感動は、周辺の自然とあわせていい思い出になること間違いなしです。地熱蒸気の弱くなる冬場をさけて、皆さまもぜひ一度、地熱蒸気による染色体験をなさってみてはいかがでしょうか?

中小機構の「みちのく いいもん うまいもん」は東北の魅力ある商品の宝庫

中小機構では、東北3県(みちのくの3県である岩手県、宮城県、福島県)の東日本大震災の被災者の皆さまに販路開拓・拡大のお手伝いをしております。この中小機構の公式サイト”みちのく いいもん うまいもん”では、東北3県の事業者さまの魅力ある逸品をご紹介しております。また、各逸品のページからそれぞれのお店のオンラインショッピングのホームページにジャンプできますので、そちらのチェックも忘れずに!お願いします。

企業情報COMPANY

商品ページ https://umaimon.smrj.go.jp/product/detail/hI026.html
企業名 地熱染色研究所
住所 岩手県八幡平市松尾寄木松川国有林559林班ヲ小班
TEL 0195-78-2451
URL http://geo-color.com/
日記一覧に戻る